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ビカクシダの葉が片側に傾く:「偏光」の原因と置き方の直し方
胞子葉がそろって片側に傾くのは病害虫でも肥料不足でもなく、光が一方向からしか入っていないためです。光源に正対する壁に掛け替えるか、ときどき左右を入れ替えれば新葉はまっすぐ伸びます。傾いた古い葉は戻らず、無理に曲げてもいけません。

葉がそろって片側へ傾く「偏光」
しばらく育てていると、胞子葉がそろって同じ側へ傾くことがよくあり、台湾の愛好家はこれを「偏光」と呼びます。たいていは病害虫でも肥料不足でもなく、光の方向に株の形が引っぱられた結果です。
ビカクシダは向光性が強く、胞子葉を光源へ伸ばします(考え方はビカクシダに日光は必要かに)。側面の壁に掛け、光が左右どちらか一方からしか入らないと、新葉は毎回その方向へ伸び、数か月で株全体がはっきり傾きます。正面や上から光が入れば、葉は前へ伸びて立ち、株姿は均整がとれます。
直し方
- 光源に正対する壁へ掛け替える。光が正面か上から入るようにすれば、その後の新葉はまっすぐ伸びます。
- 横からしか光が入らない場所なら、ときどき板の左右を入れ替え、両側に交互に光を当てます。ただし頻繁に回さないこと。葉の向きが何度も変わるとねじれやすくなります。
- 室内で光が弱いと傾きは強くなります。正面か上から植物育成ライトで補光します。
すでに傾いた古い葉
自然には戻らず、無理に曲げるのもおすすめしません。新しい葉で少しずつ姿を整えていくしかありません。ドワーフ品種を左右対称に仕立てる誘引や葉の付け根の押さえ方はドワーフ・ウィリンキーの育て方に。
偏光と光不足の見分け方
偏光は見た目と株姿の問題で、健康には影響しません。葉色が正常で生長点が新葉を出し続けていれば、管理の方向は合っていて、置き場所を変えるだけで済みます。
葉が間延びし、色が薄くなり、垂れてくる場合は、方向ではなく光量の不足です。光を強める必要があり、向きを変えるだけでは解決しません。
よくある質問
葉が片側に傾くのは病気ですか?
たいてい違います。胞子葉がそろって片側へ傾くのは、光が一方向からしか入らないためで、ビカクシダは向光性があり新葉が光源へ伸びます。葉色が正常で生長点が新葉を出していれば置き場所の問題で、光源に正対する壁へ掛け替えれば済みます。
毎日板を回して均等に育てたほうがいいですか?
毎日はおすすめしません。葉が光に合わせて何度も向きを変え、ねじれやすくなります。横からしか光が入らない場合は、ときどき左右を入れ替える程度で十分です。光源に正対する位置に掛けられるのが理想です。