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板付けのあと:最初の二週間、三つの過渡現象、板替えの時期

板付けの作業が終わってからが本番です。水を与えない最初の二週間、波打つ貯水葉の直し方、板との隙間に慌てなくていい理由、そして本当に板替えが必要になる時期をまとめました。

壁で何年も育ったビカクシダ。貯水葉が支持体を完全に包んで幾重にも重なり、胞子葉が大きく垂れ下がる。板付けから数年後の姿
照片:Gossipguy · Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0 · 非 LDS 實拍

板付けの作業自体は終わりです。ここからは我慢の二週間、失敗に見えて実は違う過渡現象、そして本当に板替えが必要になる時期を見ていきます。

板付け後の2週間:水を与えず、観察し、動かさない

板付けの日、水苔はすでに湿っています。そこから1〜2週間は水を与えません。やや乾いた環境が、根を外へ探しに行かせます。明るい散光と動く空気のある場所に置き、直射日光と雨は避けます。板を動かさず、肥料も与えません。

見るところは二つ。貯水葉の縁に新しい緑が出ているか、胞子葉が垂れずに張りを保っているか。古い葉が少し縮むのは正常です。葉が柔らかく黒くなるのは異常です。新しい貯水葉が板に貼り付き始めたら、根が掴んだ証拠。そこで初めて定着したと言えます。

貯水葉が波打つ:下の水苔が平らでなかった

貯水葉は介質の表面に貼りつくように広がって育つため、下地に凹凸があればそのまま葉の形に出ます。粗い用土と細かい用土が混ざって表層の高さが揃っていない場合も、同じように葉面に反映されます。修正できるのは次のセクションで説明するラップ圧着と同じ方法で、しかもまだ展開したばかりで柔らかいうちに限られます。葉が成熟して硬化してしまうと、ラップも手で押さえるのも効かず、かえって葉の付け根を折ったり成長点を傷めたりしやすいので、すでに波打った古い葉はそのままにしておきます。本当にすべきことは、次の新葉のために平らな貼り面を用意しておくことです。新葉が展開する前に、成長点の下と貯水葉が覆う範囲全体を平らに押し固め、厚みを均一にします。バークやヘゴのブロックなど粗い用土を使う場合も、表層は細かい水苔で仕上げて平らにします。成長点が二つある株は、両側とも同様に整えてください。

一見失敗に見える二つの過渡現象

板付け後、失敗したように見えても実は過渡期にすぎない状態が二つあります。

一つ目は、貯水葉が皿のように外へ張り出して板に貼りつかない状態です。多くは根がまだ掴んでおらず、頭の下の用土も詰めが甘く、葉が寄りかかる面がないために起こります。凹んだ部分に水苔を足して詰め直し、板ごとラップで包んで、頭の部分を板の方へそっと押さえます。だいたい一か月ほど包んでから外して確認します。包んでいる間は風通しのある場所に置き、夏は包む期間を短くするか、ラップに小さな穴を開けて熱がこもらないようにします。光が片側からしか当たらないと葉の縁が光の方へ反るので、向きを変えるか光の位置を調整すれば改善します。

二つ目は、ラップで根を育てた後に外してみると、板と株の間に隙間ができていて糸も緩んでいる状態です。これは用土が乾湿を繰り返して収縮した跡であり、失敗ではありません。判断は簡単で、球全体を手で押しても動かず、成長点が浮いていなければ問題ありません。薄く水苔を足して隙間を埋め、上下→左右の順で結び直します。締めすぎず、水に浸けても水苔が崩れて崩れ落ちなければ合格です。多少の隙間から風が通る方がむしろ良く、根が広がれば自然に密着します。隙間があるからといって株ごと組み直す必要はなく、そのほうが根を傷めます。

板替えの時期

板替えを考えるのは、貯水葉が板を完全に包んだ時、水苔が崩れた時、新葉が前の葉より小さくなった時、子株が増えて親株が弱った時だけです。健康に育っている株を、きれいな板に替えたいという理由で動かさないでください。適期は成長期に入る前の早春です。量産ではなく、育成。定着した株をそっとしておく忍耐も、その一部です。

板替えのときは、古い用土と古い根をきれいに取りすぎないでください。腐った部分だけを取り除きます。切りすぎると、株は新しい根を伸ばすことを優先し、そのとき伸びかけていた新葉が色あせたり成長を止めたりします。新しい根が落ち着いて吸収を再開すれば、次の葉は正常に戻ります。

固定の実際の手順はビカクシダ板付けの実際をご覧ください。

よくある質問

板付け後の水やりはいつから?

板付け後1〜2週間は与えません。水苔は板付け時にすでに湿っており、やや乾き気味の方が根が外へ伸びます。その後は用土が乾いてからたっぷりと。最初の一か月は乾き気味が安全で、毎日の霧吹きは逆効果です。

水苔はどれくらいで交換しますか?

定期交換は不要です。水苔が崩れて泥状になった、水やり後に何日も乾かない、新葉が小さくなり続ける、この時だけ替えます。順調な板付け株は何年も動かさず、貯水葉が古い用土を自ら包み込みます。