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混播の胞子培養株を買ったら:鉢分けの時期と血統の読み方
混播の胞子培養株が買えるのは確率であり、固定した品種ではありません。播種から販売まで一年以上空くのも珍しくなく、月数より葉と成長点の状態を見るべきです。届いたらすぐ鉢分けを。

「混播」とは何を買うことなのか
混播の胞子培養株は、二つの品種の胞子をほぼ同じ割合で同じ鉢の用土にまいて、一緒に発芽させ育てたものです。鉢の中身は両方の親から生まれた混合集団で、販売者はどの二品種をまいたかは説明できても、鉢の中のどの株がどちら側なのかは特定できません。混播を買うということは、確率とその後じっくり選ぶ楽しみを買うということで、固定した品種を買うわけではありません。写真どおりの見た目をそのまま手に入れたいなら、単株で撮影された個体や子株を探すべきです。
播種から販売まで期間が空くのは普通のこと
混播株はよく播種日が表示されており、播種から販売まで一年以上空くことも珍しくありません。多くは繁殖者のスペースが足りず鉢分けが遅れただけで、株そのものに問題があるわけではありません。経過月数自体は判断材料になりません。見るべきは葉がしっかりしているか、成長点に黄化や腐りの兆候がないか、根が用土をしっかり掴んでいるかです。これらが問題なければ、経過期間の長短はその後の生育に影響しません。届いた時点で成長点の色が少し物足りなく見えても、それだけで問題と決めつけず、一〜二週間新葉の様子を見てから判断してください。
届いたらすぐ鉢分けする
長期間同じ鉢で育った苗は根同士が絡み合い、密度が上がるほど通気が悪くなり、互いに水分を奪い合います。悪くなるときは一株だけでなく鉢全体が一気に傷むことが多いです。届いたらできるだけ早く鉢分けし、そのまま共同の鉢に置き続けないことが大切です。
鉢分けの手順とその後の管理
鉢分け前に用土全体を十分に浸して柔らかくし、水苔や用土をほぐしてから、根の伸びている方向に沿ってゆっくりと苗をほどきます。無理に引っ張って根を切らないよう注意してください。分けた後は、それぞれの苗を通常の胞子培養株の管理に戻します。明るい半日陰、鉢ごと浸すのではなく霧吹きで水分を補う、湿度を安定させる、そして光や肥料をすぐに増やさず、まず環境に慣らす期間を設けることです。届いた時に葉に多少の擦れや折れ跡があっても、多くは輸送中の自然な摩耗で、株そのものの質とは関係ありません。それだけでロット全体を疑う必要はありません。
品種の特徴は胞子葉が出るまでほとんど見分けがつかず、数回の展葉を経てようやく傾向が見えてきます。この見極めの過程こそ、混播株を選ぶ楽しみの一部です。
子株・胞子培養株・組織培養株の違いは子株・胞子培養株・組織培養株、鉢植え期の管理はスポア株の鉢植え期の管理、販売者の表示や血統情報の読み方は出品情報の読み方をご覧ください。
よくある質問
混播の胞子培養株で特定の品種を指定できますか?
できません。混播は二品種の胞子をほぼ同じ割合でまいたもので、販売者はどの二品種かは説明できても、どの苗がどちら側かは特定できません。買うのは確率であり、固定した品種ではありません。
播種日から販売まで期間が長いのは問題がありますか?
必ずしも問題ではありません。多くは繁殖者のスペース不足で鉢分けが遅れただけです。経過月数自体より、葉のしっかり度、成長点の黄化や腐りの有無、根の活力を確認してください。
届いたらすぐ鉢分けすべきですか?
できるだけ早く行うのがおすすめです。長期間同居した根は絡み合い、通気が落ち、水分を奪い合います。悪くなるときは鉢全体が一気に傷むことが多いので、用土を十分に浸してから根の向きに沿ってほどいてください。