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ビカクシダの子株を増やすには:親株用バスケット、子株どうしの競合、外したあとの親株の手当て
子株は根が空気に触れる場所にできるので、芽を出せる面積が子株の数を決めます。平板では縁にしか出ませんが、立体的な親株用バスケットなら背面まで出てきます。子株どうしの競合、収穫の時期、外したあとの穴の埋め方も次の世代を左右します。

芽を出せる面積が子株の数を決める
子株は親株の根の延長で、根が用土から空気中へ出たところに新しい芽ができます(子株はいつ外せるか)。ですから一株の親株から子株を増やしたいなら、鍵は根が空気に触れられる面積です。
平らな板に付けると根は板の周囲へしか伸びず、子株はほとんど縁に集まります。代わりに親株を水苔ごと球形の親株用バスケットに固定すると、根が側面や背面まで回り込み、子株は四方から背後まで出てきます。同じ育成期間でも収穫できる数がはっきり増えるため、子株を殖やす愛好家の多くは平板ではなく立体のバスケットを使います。
子株どうしは競合する
成長の速い子株が先に空間と光を占め、遅いものは覆われて弱ります。やり方は二つです。
- 大半が成熟した時点でまとめて収穫し、次の世代を同じ出発点から始める。
- 競合が落ち着くまであえて待ち、いちばん強い数株だけを残す。
成熟の目安は、葉が緑のままでもある程度の大きさなら外せますが、子株自身の貯水葉が完全に褐変して硬くなるまで待てると、状態も回復もよくなります。作業の詳細は子株の外し方に。
外したあとの親株の手当て
親株に開いた穴には新しい水苔を詰めます。新しい葉が育てば自然に覆われます。穴が深い、水苔が外れやすいときは、釣り糸でもう一度固定します。水苔の厚みは次の子株が育つ余地に影響するので、やや多めに詰めるくらいでよいです。
ついでに板も確認します。木が腐っておらず目立つカビもなければ、掃除してそのまま使えます。毎回替える必要はありません。本当に板替えが必要な場合はビカクシダの板替えはいつかに。
こうして手当てすれば、親株は次の子株を出していきます。
よくある質問
子株が板の縁にしか出ないのはなぜですか?
子株は根が空気に触れる場所にできるからです。平板では根が板の周囲にしか伸びないので、子株も縁に集まります。球形の親株用バスケットにすれば根が側面や背面まで回り込み、四方から子株が出て数もはっきり増えます。
子株はどのくらいで外せばいいですか?
ある程度の大きさがあれば葉が緑でも外せますが、子株自身の貯水葉が完全に褐変して硬くなるまで待てば、状態も回復もよくなります。子株どうしは場所を奪い合うので、大半が成熟した時点でまとめて収穫するか、競合が終わるまで待って強い数株だけ残します。