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子株を外す時の三つの難題:根が少ない、成長点が二つ、親株が黒ずむ
株分けはいつも理想どおりには進みません。貯水葉がなく根も少ない子株はまず水苔玉で発根、双頭は観察してから判断、親株の成長点の黒ずみはまず緑が残っているか確認。三つの難題の見分け方と対処法です。

子株はいつも理想どおりに育つとは限りません。貯水葉がなく根もほとんどない、二つの芽が並んで出て双頭かどうか判断がつかない、あるいは子株を外した後に親株の成長点が黒ずみ始める——この三つのケースの見分け方と対処法をまとめました。時期は子株はいつ外す?、外し方は外し方の記事を参照してください。
貯水葉がなく根の少ない子株:まず水苔玉で発根させる
自分の貯水葉がまだなく根もわずかな子株は、成長点の後ろが宙に浮いた状態で、少し触れるだけで揺れます。このまま板に付けると折れたり脱落したりしやすくなります。安全なのは、まず水苔玉に包むことです。成長点の後ろと周囲を水苔で固定し、その上からバークやヘゴ屑など通気性のある素材と水苔を交互に重ねて包み、少量の肥料を加え、綿糸を何重にも巻いて留めます。糸は成長点と新しい鱗片を避けてください。はみ出した水苔を整えて丸くし、成長点を上にして横に寝かせた状態で管理します。貯水葉が揃い、根が水苔玉いっぱいに回ってから板付けします。すでに自然に外れ、根がほとんど残っていない極小の子株は、水苔を入れた小さな培養ケースに単独で入れて根を育てても構いません。
双頭と正体不明の芽
成長点の近くに二つの芽がぴったり並んで出ることがあり、双頭と呼びます。病気ではありませんが、それぞれが独立した成長点を持ち、それぞれ葉を出しているかを一〜二回の展葉で確認してから判断してください。方法一:清潔な刃で二つの芽の接合部を軽く切り開き、外さずにそれぞれ根を出させ、一か月ほどしてから通常どおり分けて板付けします。方法二:主芽を残し、不要な小さい芽を削るか摘み取ります。小芽が小さすぎて根も足りず、外しても育たない場合に向いています。
正体不明の側芽は、主成長点と同じ方向で上にあるものは触らないこと。側面や下にあるものは取り除くか、密閉した容器(室内、32℃以下)で様子を見て、自分の成長点が出たものだけ残します。分けられる子株は、独立した成長点、自分の葉、十分な根が揃っている必要があります。いずれも真夏の作業は避け、切り口を数日乾かしてから水やりを再開してください。
親株の成長点が半分黒い時
親株の成長点が片側だけ黒く、もう片側はまだ緑という状態を見ても、すぐに諦めないでください。緑色の組織が残っていて新葉が出続けているなら、その株はまだ生きています。これは子株を多く出す品種でよく見られる状態で、子株が増えるほど親株への負担が大きくなり、新葉は一枚ごとに小さくなり、芽の艶も失われていきます。対処の順番は、まず成長点の状態を確認し、次に子株を外して別々に板付けし、その際に黒く腐った組織と古い用土も一緒に取り除きます。続いて親株を直射日光の当たらない場所へ移してください。夏場は一、二時間の直射でも芽が焼けることがあるため、盛夏は散光で管理し、秋になったら少しずつ光を戻します。子株を外した後の二週間は水やりを控えめにし、散光を保ちます。弱った親株をすぐに処分せず、この時期にたっぷり水や肥料を与えるのも避けてください。子株を多く出す例としてウィリンキーが挙げられます。黒ずみが葉全体に広がる場合の見分け方は葉の状態診断の記事を参照してください。
よくある質問
外した子株に貯水葉がなく、根もほとんどありません。どうすればいいですか?
すぐに板付けせず、まず水苔玉に包んでください。成長点の後ろと周囲を水苔で固定し、バークなど通気性のある素材と交互に重ね、綿糸は成長点と新しい鱗片を避けて巻き、横に寝かせて管理します。貯水葉が揃い根が水苔玉いっぱいに回ってから板付けします。
子株に二つの成長点が並んで出ました。双頭ですか、それとも異常ですか?
一〜二回の展葉を見て、それぞれが独立した成長点と葉を持つか確認してから判断します。方法一は清潔な刃で接合部を軽く切り開き、一か月ほど根を出させてから通常どおり分けて板付け。方法二は主芽を残し、小さい芽を削るか摘み取る方法で、小芽が小さすぎる場合に向いています。
子株を外した後、親株の成長点が黒ずみました。まだ助かりますか?
緑色の組織が残り、新葉が出続けている限りまだ生きています。まず成長点の状態を確認し、子株を外して別々に板付けしながら黒く腐った組織と古い用土を取り除き、親株を直射日光の当たらない場所へ移し、外した後の二週間は水やりを控えめに散光を保ってください。たっぷりの水や肥料はこの時期避けます。
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