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水苔ベッド:子株をまとめて外したら、まず根を出させる
外したばかりの子株は根が不完全で、成株ほど水を吸えません。急いで板付けしたり放置したりすると、夏の高温と風で一度に全滅することがあります。水苔ベッドは安価で失敗が少なく、安定した湿度で先に根を出させられます。
子株がまとめて枯れる理由
母株から外したばかりの子株は根が不完全なことが多く、成株のようには水を吸えません。そのまま急いで板付けしたり、脇に置いたままにしたりすると、夏の高温と強い風で水分が一気に飛び、子株が一度にまとめて枯れることがあります。
確実なのは、まず水苔ベッドを作り、安定した湿度のなかで根を出させてから板付けすることです。
水苔ベッドの作り方
材料は単純で、側面と底に穴の開いたプラスチックのかごと、大量の水苔だけです。
かごの高さが要点です。 最低 5 cm、できれば 10 cm。高さがあってこそ横からの気流を遮り、かごの内側に水蒸気を留めて局所的な高湿度を作れます。穴は通気と排水を担い、水が溜まって根が腐るのを防ぎます。
水苔をひとつかみずつ詰めていき、軽く平らにならせば完成です。水苔そのものの選び方は水苔の選び方に。
二通りの使い方
- 埋める:水苔に穴を開けて子株を差し込み、周囲にもう一層かぶせます。
- そのまま置く:すでに水苔玉に巻いた株や小鉢に植えた株は、ベッドの上に置くだけで構いません。
日常の管理
毎日ベッド全体にたっぷり水をやり、余分な水は穴から抜けさせます。水苔自体が十分な湿りを保つので、子株はいちばん弱い時期を安定して越えられます。
かごは明るく風通しのよい場所に置き、直射日光は避けます。
板付けできる時期
判断は簡単です。子株を持ち上げたときに周囲の水苔も一緒に持ち上がれば、根が十分に張って用土を掴んでいる証拠で、そこから板付けすれば成功率がぐっと上がります。
板付けの手順は板付けの実際をご覧ください。
表面のコケは取らなくてよい
しばらく置くとベッドの表面に緑のコケが生えます。湿度が安定している証拠であって問題ではないので、慌てて取る必要はありません。
初心者にとって水苔ベッドは安価で失敗の少ない中継手段で、まさに「子株をまとめて外したが一つずつ板付けする時間がない」という場面に向いています。根が少ない単独の子株については子株を外すときの四つの難所を。
よくある質問
かごに深さは必要ですか?
深さこそが肝心です。最低 5 cm、できれば 10 cm。高さが横からの気流を遮り、内部に湿った空気を留めます。それが子株に必要な環境です。浅いトレイでは湿度を保てず、机に置いておくのと大差ありません。穴も不可欠で、排水がないとベッドが過湿になり根が腐ります。
子株はどれくらいベッドに置きますか?
日数ではなく根で判断します。持ち上げたときに周囲の水苔も一緒に上がれば、根が十分に入って掴んでいる証拠で、板付けできます。崩れ落ちるならもう少し待ちます。品種、子株の大きさ、季節で変わり、急いで板付けするのが失敗の典型です。