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Cultivar · 品種

Platycerium hillii 'Raijin'
ライジン

学名
Platycerium hillii 'Raijin'
中国語
雷神
日本語
ライジン
English
Raijin

原種
Platycerium hilliiヒリー

ライジン(雷神)はヒリーの選抜の流通名で、登録品種ではありません。タイの育種者が自分のヒリーの選抜株に番号を付けており、ライジンはその #4 です。名前は日本語ですが、日本で選ばれたものではありません。胞子葉がとても幅広く、濃い緑で、葉脈が浮き出し、裂片が幅広く波打つ点はどの説明も一致します。育て方はヒリーと同じで、半日陰で直射を避け、冬は 10°C 以上を保ちます。

育て方の要点

この名前が指すもの

ライジン(雷神)はヒリーの選抜名で、流通名であって登録品種ではありません。たどれる来歴は次のとおりです。タイの育種者が自分で選んだヒリーの個体に番号を付けており、ライジンはその #4 です。同じシリーズには名前のない #5 と、Thathok という #6 があります。名前は日本語の「雷神」ですが、選抜者はタイにいて、日本で選ばれた品種ではありません。この内容は日本の売り手と日本語の品種データベースによるもので、選抜者本人の説明ではなく、選抜の年や経緯は確認していません。

親はヒリーで、交配の記録はありません。日本の売り手は、流通している株は選抜者のもとから来た子株だと説明しています。組織培養株と表記する日本の売り手もいますが、確認はしていません。

見分け方

複数の情報源で一致している点:

  • 胞子葉がとても幅広い:普通のヒリーよりひと回り広く、いちばんよく挙げられる特徴です。
  • 濃い緑で、葉脈が浮き出る:葉脈がはっきり盛り上がります。
  • 裂片が幅広く厚く、波打つ:裂片が「手の指」ではなく「足の指」のようだと表現する売り手もいます。
  • 立体的な株姿:葉が平らに並ばず、起伏があります。

ほかに一か所だけ、貯水葉が丸く、縁がわずかに波打つという記述があります。

いずれも成株での表現で、苗の段階ではわかりません。

育て方

ヒリーと同じく、明るい散光、用土がほぼ乾いたらたっぷり水やり、風通しよく。注意したいのは二点です。日本の売り手は半日陰を勧め、直射を避けるよう書いているので、真昼と夏の強い光は避け、ビカクシダに日光は必要?を参考に少しずつ調整します。冬越しは 10°C 以上を保ち、寒波の前には冬越しの方法で早めに守ります。届いたばかりの子株は根が少ないので、散光で風通しのよい場所に置き、なるべく動かさず、根が張ってから置き場所を調整します。

混同しやすい品種

  • ライディーン(Rydeen):名前は似ていますが、まったく別物です。ライディーンはマウントルイス × ハイフィンガーの、ベイチーの血を引く交配種で、ヒリーではありません。名前の綴りと親の種を確かめてください。
  • ほかのヒリーの選抜:Drummond、Panama、Hula Hands、Bloomei、ドラゴン、矮性ヒリーなどはどれもヒリーの流通名で、幅広く濃い色の株は珍しくなく、写真だけでは見分けにくいものです。
  • 同じ選抜者のほかの番号:#5、#6 Thathok はライジンと同じシリーズです。番号だけの表記なら、何番かを確かめます。

買う前に聞く三つのこと

  1. 増やし方:子株は親株と同じ個体です。組織培養は一株の複製なので、培養の親株がどれかを聞きます。胞子培養株は子孫で形質が分離するため、ライジンの特徴はそのまま当てはまりません。
  2. 成株の写真:幅広い葉や波打つ裂片は成株にならないと出ないので、親株か成株の写真を見せてもらいます。
  3. 名前の確認:hillii 'Raijin' であって、Rydeen でも、番号だけでもないことを確かめます。

よくある質問

ライジンとライディーン(Rydeen)は同じですか?

違います。ライジンはヒリーの選抜で、親はヒリーです。ライディーンはマウントルイス × ハイフィンガーの、ベイチーの血を引く交配種です。名前は似ていても植物はまったく別物です。買うときは綴りと親の種を確かめ、hillii 'Raijin' がライジンです。

ライジンは日本で選抜された品種ですか?

いいえ。名前は日本語の「雷神」ですが、選抜者はタイの育種者で、ライジンは自身のヒリー選抜シリーズの #4 です。日本の売り手と日本語の品種データベースによる情報で、選抜者本人の説明ではなく、選抜の経緯は確認していません。

ライジンはどう育てますか?

ヒリーと同じく、明るい散光、用土がほぼ乾いたらたっぷり水やり、風通しよく育てます。日本の売り手は半日陰を勧めているので、直射と夏の強い光は避けます。冬は 10°C 以上を保ち、寒波の前に早めに守ります。届いた子株はまず根を張らせ、なるべく動かしません。

ライジンの胞子培養株も葉が幅広くなりますか?

そうとは限りません。胞子培養株は子孫で形質が分離し、同じ群でも葉の幅、色、葉脈がまちまちで、苗の姿は成株の姿を意味しません。ライジンの幅広い葉や波打つ裂片は、子株や組織培養など同じ個体の株で、しかも成株になってから見えるものです。