Cultivar · 品種
Platycerium willinckii 'Bacteria'
バクテリア
- 学名
- Platycerium willinckii 'Bacteria'
- 中国語
- 細菌
- 日本語
- バクテリア
- English
- Bacteria
原種
Platycerium willinckiiウィリンキー
バクテリアは矮性ウィリンキーの流通名で、台湾で「六大神獣」と呼ばれるうちのひとつ。特徴は小ささで、成株でも 20 cm 四方ほどです。誰が選抜し名付けたかは不明。小さいぶん育てやすいわけではなく、胞子培養株や組織培養株が大量に出回っているため、増やし方の確認が欠かせません。
育て方の要点
この名前が指すもの
バクテリアはウィリンキーの矮性型の流通名です。台湾の愛好家は玉女、金童、OMG、ジェニー、ナノと合わせて「六大神獣」と呼びます。流通名であって登録品種ではありません。
玉女や OMG と違い、バクテリアは誰が選抜し、誰が名付け、いつだったのかがわかりません。PlatyWiki の項目でも命名者の欄は空白です。葉の表面が細菌のコロニーに似ているのが名前の由来だという売り場もありますが、これも出典が見つからないので採りません。
魅力はとにかく小さいこと
ヨーロッパの販売店の説明では、成株で約 20×20 cm、胞子葉は 10 cm ほどで、ごく古い株でも 15 cm 程度、先端で分岐し、白い星状毛に覆われて粉をはたいたように見えます。PlatyWiki によれば、胞子葉は短く幅広く多叉で、指は短く、緑は濃いめ。ただし個体や栽培条件で差があります。
小さいほど育てやすいわけではない
PlatyWiki は愛好家がよく口にする問題を挙げています。株が小さすぎて、手(胞子葉)と顔(貯水葉)がごく狭い範囲に押し込まれ、スペースが足りなくなりがちで、初心者には少し難しいということです。項目では冷房と植物ライトのある環境を勧めています。
当店のおすすめは、板と水苔を株の大きさに合わせて小さくすること。大きな板に小さな株だと水苔がなかなか乾かず、小さな株ほど蒸れに弱いのです。あとはウィリンキーと同じ育て方で大丈夫。成長は遅いので、急かさないでください。
量産のあとで
人気が長く続いたため、胞子培養株や組織培養株が大量に作られて売られ、市場での地位は大きく下がりました。量産そのものが悪いのではなく、問題は買った株が育ったときに元の株に似ているかどうかです。
ほかの矮性との見分け方
幼株のうちは六大神獣どうしがよく似ていて、苗だけでは区別できません。バクテリアの特徴は全体がいちばん小さく、指が短いこと。玉女は手が細く銀が厚く、OMGは手が短く幅広く何度も分岐し、バクテリアといちばん紛らわしい相手です。
購入前に聞く三つのこと
- 増やし方。子株は親株と同一個体、胞子培養株は形質が分離します。組織培養株ならどの親株からかを聞きましょう。
- 成株の写真を見る。苗では区別できないので、親株か同じロットの成株の写真をもらいましょう。
- 大きさは合っているか。バクテリアは成株でも 20 cm ほど。大株として売られていたら、本当に同じものか確認してください。
よくある質問
なぜバクテリアという名前なのですか?
わかっていません。誰が選抜し名付けたか、いつだったかの確かな記録はなく、PlatyWiki の項目でも命名者の欄は空白です。葉が細菌のコロニーに似ているからだという売り場もありますが、これも出典がないため答えとしては扱いません。
バクテリアは育てやすいですか?
いちばん難しいわけではありませんが、小ささゆえの面倒があります。胞子葉と貯水葉が狭い範囲に押し込まれてスペースが足りなくなりがちで、成長も遅め。板と水苔を株に合わせて小さくし、蒸れを避けてください。PlatyWiki は冷房と植物ライトを勧めています。
バクテリアの組織培養株と子株の違いは?
子株は親株から分けたもので、親株と同一個体です。組織培養株も理屈の上では一株の複製ですが、どの株をどれだけ丁寧に複製したかによります。バクテリアは大量生産され、育つと似ていない株もあります。どの親株からかを確認し、同じロットで育った成株の写真を見せてもらいましょう。
同じ原種の他の品種
同じ原種から選抜された名前。よく並べて比較されます。