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Cultivar · 品種

Platycerium willinckii 'Foythong'
フォイトン

学名
Platycerium willinckii 'Foythong'
中国語
Foythong
日本語
フォイトン
English
Foythong

原種
Platycerium willinckiiウィリンキー

Foythong(カタカナは仮の読み)はウィリンキーに付けられた流通名で、登録品種ではありません。台湾でも海外でも販売されていますが、選抜者や命名の経緯はたどれませんでした。よくある表記は P. willinckii Foythong sporeling select で、販売店が胞子培養株のロットから選んだ苗という意味です。貯水葉が高い、胞子葉が短い、小ぶりという点が挙げられますが、三つとも環境で変わるので、苗の段階では目安にしかなりません。

育て方の要点

この名前が指すもの

Foythong(フォイトン)はウィリンキーに付けられた名前で、登録品種ではない流通名で、由来も確認できていません。台湾のコミュニティでも海外の販売サイトでも見られ、よくある書き方は P. willinckii Foythong sporeling select です。選抜者や命名の経緯、定着した訳名は分からず、カタカナは原文からの仮の読みです。

表記は三つに分けて読みます。母種と名前、胞子培養株を示す sporeling、販売店が同じロットから見た目で選んだことを示す select です。「特選」は血統が上がるという意味でも、客観的な等級でもありません。

見分け方

いまのところ確かな見分け方はありません。販売店が強調するのは次の三点で、いずれも販売側の説明で第三者の確認はありません。

  • 貯水葉が高い: 上縁が持ち上がり、冠が立体的になる。
  • 胞子葉が短い: 長く垂れず、株全体が締まって見える。
  • 小ぶり: 成株が原種より小さく、小さな板に向く。

三点とも環境で変わります。光が足りないと胞子葉は伸びて柔らかく垂れやすく、冠の高さも光量や用土の乾湿で変わるので、苗の姿は目安にしかなりません。胞子培養株は形質が分かれるため、幼葉期を過ぎて株姿が安定するまで待ちます。同じ姿を保つには子株の株分けか組織培養が必要です。

混同しやすいもの

  • ほかの矮性ウィリンキー、たとえばリトルクラウン、トトロ、ゴールデンボーイ: 売り文句が近く、苗では見分けにくいので、親株の出どころと名札で判断します。
  • 一般のウィリンキーの胞子培養株: 幼苗はどれも小さく、幼葉期を過ぎるまで小ぶりな個体かどうか分かりません。

育て方

ウィリンキーと同じように育て、小ぶりな個体は矮性ウィリンキーの育て方を参考にします。胞子葉が短く締まった姿を見るには十分な光が必要です。光が足りないとこうした特徴は出ないので、買い間違いとは限りません。鉢いっぱいに根が回った苗は板付けが近い合図で、高温期と寒波の時期に根を動かさないよう季節を見て予定します。板付けの時期を参照してください。

購入前に聞く三つのこと

  1. 親株はどの株か: 親株の写真や名札で出どころを照らし合わせられるか。
  2. どう増やしたか: 胞子培養株、子株、組織培養のどれか、何世代目か。
  3. いまどの段階か: 鉢の大きさ、根の状態、幼葉期を過ぎたか。幼葉期のうちは成株の姿が分かりません。

よくある質問

「P. willinckii Foythong sporeling select」という表記はどういう意味ですか?

母種はウィリンキー、Foythong は流通名、sporeling は胞子培養株、select は販売店が同じロットから見た目で選んだという意味です。固定された姿ではなく、育っても親株と同じになるとは限りません。選抜は同じ子孫の中から目立つ個体を選ぶだけで、血統が上がるわけではありません。同じ姿を保つには子株の株分けか組織培養が必要です。

Foythong の苗の胞子葉が長く伸びました。買い間違いですか?

必ずしもそうではありません。光が足りないと胞子葉は伸びて柔らかく垂れやすく、短く締まった姿は出ません。まず光を十分にして、次の数枚が短くまとまるかを見ます。胞子培養株は形質が分かれ、「胞子葉が短い」は販売側の説明で保証ではありません。苗は目安にしかならないので、幼葉期を過ぎて株姿が安定してから判断します。

同じ原種の他の品種

同じ原種から選抜された名前。よく並べて比較されます。